無糖派甘党

でもミルクティーもカフェオレも好き

四季(森博嗣著)読み終わった

 

 

 

S&M、Vシリーズに続く四季シリーズ全四冊を読み終わりました。

つぶやきと読書メーター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読書メーター

四季春…

何故か読み終わったあと泣いていた。これが真賀田四季、純粋であらゆる概念にとらわれないただ一人の神様が真賀田四季なのかもしれない。誰も近づくことが出来ない真賀田四季、それが四季。少しだけ、ほんの少しだけ彼女に人間味を感じた。でも本当は真賀田四季という存在が人間なのかもしれない。こうやってダラダラ言葉を並べたけどどこにも正解がない、ただそれだけ。
 
四季夏…
あの夏の全て、あの日の全て。ただそれだけ。このシリーズの最後に描かれる季節の一文が
寒気がするくらい好き。春夏秋冬、四季、真賀田四季
 
四季秋…
S&MとVを読んできた人にとっては最高の一冊なのでは?と思いつつも私はずっと小鳥遊練無に何かを奪われ続けている。幸せでありながらもVシリーズからの時の流れを感じた。 私にとっては犀川先生と保呂草さんが再会し、紅子さんと西之園さんが対話しただけで全てハッピー。何気に紅子さんと保呂草さんがあれから会ったことが知れたことが何よりも嬉しい。
 
四季冬…
まるで彼女が少し近くにいるのではなんていう幻想を抱かせておいてそれを一気に砕く季節、凍りついて肌を刺す冬の空気のように。春夏秋冬、そうやって四季は巡り何かになり続ける。四季という名前がとても好きになりました。
 
 
 
 
四季シリーズ四冊どれもすごくよかった…。
森博嗣作品の絶対的頂点に君臨している(と今のところ思っている)のが真賀田四季で、そんな彼女の内面や成長とかあの日何があってあれが起こったのかとか色んな意味でS&MとVシリーズを読んだ後に読めたことが幸せ。
私は圧倒的に春が一番好きです、一番彼女がただ一人の神様なのではと思った小説。
あと春の最後の一文でぞわっとした、それも春の好きなところ。